改革2は経営者は情報弱者になってはならないという切り口から、

経営者に必要な情報とは何かについて考えていきたいと思います。

 

ネットで情報弱者を検索すると

 

様々な理由から、パソコンやインターネットをはじめとする

情報・通信技術の利用に困難を抱える人。

情報技術を活用できる層と情報弱者の間に社会的・経済的格差が生じ、

あるいは格差が拡大していく現象を「デジタルデバイド」という。

 

情報弱者は、典型的には、低所得者や高齢者、視聴覚障害者などがこれにあたります。

文脈によっては、通信インフラの整備が遅れがちな離島や山間部の住民、発展途上国の国民などを指すこともああります。

 

通信インフラが整った現在は、違う意味で使われます。

特にネット内では『情報を十分に活用できないもの』という意味でも使われます。

 

経営者ですから、普段から様々な方面の情報を集めるようにされているはずです。

新聞を何社分も読み、経済紙に目を通し、経営に関する書籍を読み、という具合にです。

 

またネットを活用されている方も多いと思いますし、とにかくあらゆる方面の情報を集めその中から、自社にとって有用な情報を取捨選択し経営に生かされていると思います。

 

ただ、私がよく思うのは、優秀な経営者ほど表面的な表層的な情報を集めるのではなく、深堀した情報をお持ちだということです。

 

経営者の方が、自分の業界のことに詳しいのは当たり前のことですが、

優秀な経営者ほど、自社の業界以外の業界のビジネスの仕組み、内情的なことに

非常に詳しい方が多いということです。

 

また、情報とは活用して初めて生きることになります。

 

例えば、非常に良いことの書かれている本を手に入れたとします。

それを、社員に読むように勧めます。

 

結局そこで終わっているのです。

 

例えば、セミナーに出て非常に素晴らしい話を聞いたとします。

聞いた直後は、良い話を聞いたなぁと思うのですが、その情報を具体的な施策に落とし込めず聞いておしまいになってしまうのです。

 

私の言うところの情報弱者とは、色々な情報を集め色々な知識を持っているにもかかわらず、それを自社の経営に生かせない方のことです。

 

バカ言うな、俺は実際行動しているぞという経営者の方からお叱りのことばを受けるかもしれませんが、それではその情報とは内部的な情報も含まれているのでしょうか?

 

さまざまな外部情報を集めるのに忙しく、内部情報を集めることができなくなっていませんか?

別に社内にスパイを置いておきなさいと言っているわけではありません。

 

自社の事業内容がきちんと決めた経営戦略上でなされているのか、自社のビジョンに沿った形で進んでいるのか、社内的な問題点はまったくないのか、そういった点の情報もきちんと集めていらっしゃいますか?

 

知らぬは○○ばかりなり になっている場合は相当数あります。

経営者の知らないところで起きていることは、それだけ多いということです。

確かに規模が大きくなっていけば、その点は経営者の下、現場責任者の範疇に入ってきますが、それではきちんと現場責任者とコミュニケーションしていますか?

 

どんな場合もどれだけの情報が自分のもとに集まるのか、が重要です。

ホウレンソウなど当たり前の事ですが、どれだけ実践されているか。

日々の業務に流されて、きちんとしたコミュニケーションが取れなくなると、知らない間にということになりかねないわけです。

 

私は常に自分のコンサルティングに関しては、サーベイを重視しています。

どれだけ深く社内情勢を掘り下げられるかが、コンサルタントとして一番重要な視点だと思います。

 

マニュアル的なヒヤリングなどで分かることは、ほんの一部です。

fMRIで脳内活動を見るように、深く深くサーベイしていかなければ、真因には行き当たりません。

 

組織とは、経営者の知らない間に経営者の意図しない方向へ進んでしまうものです。自動車の運転もそうですが、直線の高速道路を走っている時も、絶えずハンドルの微妙な操作は必要になります。

気付かないうちに後輪の空気が徐々に抜けていた、オイルが切れてエンジンの調子が悪くなりかけている。

そんな不調を敏感に察知するために整備点検は必要なのですから、企業の定期的な整備も必要なのではないでしょうか?

 

定期的な整備で自動車の細部の情報を集めて悪いところは直すわけです。

企業も自社で整備できればいいわけですが、整備するための設備も技術もないとすれば、専門に任せるべきです。

また、各部品をIT化することで走行しやすい車輛にかえることもできます。

 

経営者は、外部情報を集めるのと同時に内部情報も集めて、常に走行しやすい状態の車輛を上手に運転していかなければならないのです。