改革 が頓挫する理由にはさまざまなバイアスが関係してきます。
特に長く営業マンをやっている人など、自分のやり方を変えたくないと考える現状維持バイアスが働く場合は、改革がとん挫する可能性が高くなります。
(実際は変える必要はないのですが)
そのためには、一度バイアスを解除する作業が必要になります。
SDメソッドの主要なポイントとして、バイアス解除セミナーがありますが、経営者自身が掛けたバイアス、現状維持バイアス、自己奉仕バイアスなど、さまざまなバイアスを一度認識させることでニュートラルな状態に戻すのです。
その上で、企業人として、社会人としてプラスの方向へ導くためのバイアスを再設定する必要があります。
この工程を経ないで改革をしようとしても、ほとんどの場合が頓挫することになるでしょう。
一番重要なのは、まず、経営者はじめ経営陣、マネージャー自身がバイアスを解除し、今後の自社の為にどうしなければならないのかを認識しなければ、改革自体着手することもできないでしょう。
改革1で、経営者が知っていなければならない8つのバイアスを勉強していただいたのは、経営者自身がバイアスが掛かった状態では、どんなセミナーを受けたところで元の黙阿弥だからです。
ゴーイングコンサーンを目指した組織改革、業務改善、営業改革のために、まず自分自身をセルフマネジメントしてバイアスを解除し、正しい方向へ向かうためにスタート地点に立つための準備が必要なのです。