iPhone5cに思うApple

iPhone5cという廉価版が発売されることを聞いた時、多くの方がAppleが普通の会社と同じになってしまったと感じたのではないかと思います。

 ジョブズが亡くなった時、多くの人がこうなるのではないかと予想したと思います。

iPhone5cが発売されると聞いた時、やっぱりかとなりました。

 

Appleはこれまでジョブズのもと、高機能高付加価値の商品を開発販売してきました。

ジョブズに関する書籍を何冊か読みましたが、ジョブズは普通の人が掛かっている当たり前のバイアスに掛かっていない、稀なパターンのニュートラルな経営者じゃないかと考えていました。

 

普通の経営者なら、価格帯を広めにとってより多くのユーザーを獲得しようと考えると思いますが、高機能な製品はそれなりの金額がして当たり前という戦略で、金額ではない部分でユーザーを虜にしてきたのが、ジョブズが率いたAppleのやりかたでした。

 

マッキントッシュはDTPの世界では当たり前に使われていましたが、PC全体のシェアで考えれば、非常にニッチな部分です。

今でもWINDOWSのシェアには及びませんが、ことiPhone発売以降のスマホブームを作ったのはジョブズのリーダーシップであるという点に関しては、反対意見はないと思います。

 

物に対するこだわりがこれほど強い経営者も珍しいですが、これは彼がもともとはデザイナー出身であったことに関係しているのかもしれません。

 

クックCEOがジョブズ亡き後、Appleを率いて奮闘しているのは分かりますが、何故ここで路線を変更する必要があったのでしょうか?

現在のAppleの経営陣がどういった体制で経営を進めているのかは知りませんが、クックCEOがいくらファッションやプレゼンでジョブズを真似しても意味が無いように思います。

 

結局は、経営者が起こす錯覚(バイアス)を排除できないことが大きな要因ではないかと思います。